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GOOD MORNING 学園長!

第4話 塾、予備校は寺子屋、小中高は藩校、では大学は?

江戸幕府による検定教科書を、21世紀の人物像を育むとは到底いえない偽物であることを疑わず、金科玉条の如くにとらえ、日々、塾や学校で「子、曰く…」と大声を張り上げる教師の解説を神妙に聞き、その教育成果が、中村修二の言う”超ウルトラクイズ”である「入試」という判定に従ってあの悲喜こもごもの合格発表風景へつながっていく。世は、まさに諸外国が開国を迫り、幕藩体制が今にも崩壊しつつあるのを知らず、二宮金次郎を教師も親も全国民こぞって、道徳上、教育上、21世紀のあるべき人物像として描き、暗記や詰め込みによる勤勉な努力を貴いものだと考えて、井の中の蛙状態になっていく己を知ることなく、”寄らば大樹の陰”式に浮き草の生き方をしっかりと身につける。大学卒業間近になって、ようやく、”人生と労働”という問題に直面し、はねつけられ、自分の能力と現実社会による要求とのギャップを否応なしに思い知らされ、せめてもの抵抗として”資格取得”へと走り、それもかなわない現実によって、”人生と労働”を否定的な、恐ろしい対象物として捉えることになる。”労働”こそ、その人の生き方と結びつけられることによって、”人生”を有意義なものにすることも知らないで。
世は、いつの間にか、丁髷から散切頭へ、そして7:3カットに変っても人間らしく、自分らしく生きることのできないスーダラ人生の中で、”年金”という金禄公債をうけて、飢えを凌ぐ。

それでは、Good bye!