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GOOD MORNING 学園長!

第5話 教育を語りながら犯罪を犯す教育者たち

世間では、学力を伸ばすための前提条件として、“努力”を賞賛する。しかし、努力することが、学力の伸長に大きな影響を与えるとしても、必ずしも伸長という結果を得ることができるとは限らない。個人の持つ潜在的な資質や、能力によるものが大きいからである。従って、努力によって得るものは、人によっては学力の伸長ではなく、人の人格に与える影響であって、これこそが貴いものである。しかるに、世間では、努力が学力伸長に結びつくものであることを当然のことと考え、努力しても、学力伸長がなければ、その努力は無意味なものとして切り捨てる。この考えに立って、幼い学齢児童に英才教育とかなんとかいって、その児童の持つ本来の資質や能力を、学校、塾、予備校、それに親が、一方的に抑圧し、大半の児童は精神障害を引き起こすに至っている。この現象を一歩離れたところから見た場合、一種の犯罪にも当たるのではないか。犯罪の低年齢化と呼ばれる児童による犯罪、あるいは、そういった児童が成長したのちに引き起こす社会を震撼させるような犯罪、を当の本人の悪なる意思と行いに元凶を求めているが、果たしてそうなのであろうか。教育を語りながらこの偏った価値観を押しつける方にこそ、大きな責任があるのではないか。

それでは、Good bye!