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GOOD MORNING 学園長!

第42話 「一人のひと」がいるからこそ社会がある。

事の本質上、一人の人間がいるからこそ大勢の人間がおり,社会が構成されているのです。従って、決して社会があるから一人の人間がいるのではありません。一人の人間が如何に生きるかとか、社会に対して如何なる関係にあるかとか、また社会は一人の人間に対して如何なる働きかけをするのか,また如何なる働きを求めるのかという問題は、「一人の人間の存在」をあくまでも前提としていえることです。しかし、われわれの住む日本社会は、日常問題から政治問題に至るまで、何事においてもまるでその逆の形になってはいないでしょうか?「我が強い、自分勝手、自己中心(じこちゅう)、他人のことを考えろ、きもい・・・」から始まって、「介護・医療費等あらゆる公的補助の切り下げ切り捨て、家庭・学校・一般社会での虐待、いじめ、村八分、そして大企業中心の中小の切り捨て、格差社会・・・」に至るまで、全て「個」を犠牲にし、常に「社会全体」の利害から見たものの考え方であり、戦前までの全体主義的考え方の基本的思考構造から抜け出ていません。また、戦後教育の中においても、人間教育に必要などの一つの基本的な点、例えば「教師と生徒の関係、教科書の使用と内容、一方向の暗記教育のあり方、偏差値基準の受験教育など」を取ってみても、一人の生徒の存在とその生徒の持つ意思に立った、いわゆる民主的な教育への発展は見られません。そこで、このような社会全体の利益を常に個人の利益に優先させる全体主義的な思考構造とは対照的な考え方に立ち、日本社会の日常問題から政治問題に至るまでのあらゆるものを眺めてみると、実に面白い発見が限りなく生まれます。その様々な発見を時にお話ししましょう。

それでは、Good bye!