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GOOD MORNING 学園長!

第45話 公共の福祉(パブリック・ウエルフェア)に潜む危険性(その一)

第42話の続きです。
少しばかり法律論にはなりますが、第42話の中で、「日本人のつくった歴史を振り返ってみると、個人の利益よりも社会の利益の方を優先させる思想が一貫している・・・」と述べましたが、今回はその続きのお話です。我が国の憲法である「日本国憲法」の人権条項(第13条)で、概略「全ての国民の人権は、公共の福祉に反しない限り、最大に尊重される」、と謳われています。この「公共の福祉」という概念は、いうまでもなく合衆国憲法の修正条項の中で謳われている「法の適正な手続き」という概念とは異なる概念であることをまず確認しておきます。そして、この公共の福祉という概念の前提となる、国民の基本的人権は、憲法第11条で「基本的人権は侵すことのできない永久の権利」として保障されております。そこで、次回において、この二つの条文を「如何に解釈するか」という解釈論を巡って、われわれ日本人の基本的人権が、自ら持つその特有の丼勘定による解釈によって、いとも容易く侵害されるという現実的恐怖を、私なりに理論的に示そうと思います。

それでは、Good bye!