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GOOD MORNING 学園長!

第48話 禁煙快楽(その三)

第38話の中で、「禁煙後の快楽」は、マゾヒスティックな影響によって、「喫煙前の快楽」よりも、強度、深さ、質の点でより快楽度の強い快楽が味わえ、そしてその快楽を禁煙後の人生の中で「プラスに生かせる」と述べましたが、それは具体的にどういうことなのかについて考えたいと思います。「喫煙前の快楽」は、「精神の集中とその持続」という誘因による苦痛からの転化によるもの、これは第37話で述べた一種の“runner’s high 現象”と同じ神経細胞への刺激による現象ではないかと推察されるものですが、一方「禁煙後の快楽」の場合は、その快楽の誘因となるものが有害物質であるニコチンとタールの継続的な摂取と摂取を断つことによる神経細胞への刺激であるために、何らかの神経細胞への刺激という点においては「喫煙前の快楽」と幾分似てはいるものの、しかし禁煙後の快楽は、禁断症状に基づくマゾヒスティックな快楽であるために、第一に快楽度がより強く、しかも第二にその快楽現象を「容易に」生じさせることができるという点で大きく異なっているのです。そこで、実に魅力のあるこの後者の快楽を、人生の中でプラスに生かせないものかと考えたのです。しかし、その快楽の特徴の一つである「容易に生じさせる」という要素は、どのような誘因であってもその快楽を生じさせることができるというものではないのであって、その快楽への誘因には禁断症状に類似した誘因が必要なのです。それが「精神の集中とその持続」なのです。後に述べることになりますが、さらにその上、単なる精神の集中とその持続では不適格なのです。それには、「経験を積む」ことによる精神の集中の繰り返しが必要なのです。以上の条件が満たされた精神の集中と、その持続という快楽への誘因があることによって、即座に、しかも快楽度の強い「マゾヒスティックな快楽」へのスイッチが入力されるのです。では、その「精神の集中」とか「経験を積む」とは一体何なのでしょうか?

それでは、Good bye!