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GOOD MORNING 学園長!

第56話 安物の値札であおる教育者と群がる日本の親子

昨今、大阪のある高校が一人の生徒に関関同立を73回受験(センター利用)させ、同高校から関関同立へ73人の合格者を出したかのように装い、次年度の生徒募集にその実績を利用するという事件が報道されました。
この事件は、報道機関が日本人の常識を遙かに越えたあまりにも極端な事例として取り挙げたものか、それともある私立高校が「偽の値札」(どこどこ大学何名合格)で来年度の生徒募集を行ったことへの怒りなのかは、私の知るところではありません。
40年以上も民間で教育の仕事に携わってきた立場から見ると、「今更何を大騒ぎするのか」といいたい気分です。「関関同立に何人合格したか」は、私立中高にとっては学校経営上重要な生徒募集の商品の一つであり、さらにその商品を作り出す当の関関同立にとっては、その商品を売りさばいてくれる私立中高は大事なお得意先なのです。
ですから、今回の事件性について、仮に関関同立側がその異常な受験の仕方を知っていても、公開しないのは当たり前です。このような教育を巡る親子・学校・大学という三者の構図を眺めると、大学も私立中高(最近では公立中高も含まれる)もお互いに、日本の親子の歪んだ価値観に阿ねて教育を金儲けの手段にしているといえるでしょう。

それでは、Good bye!