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GOOD MORNING 学園長!

第65話 禁煙快楽(その八)

第61話の中で問題提起した「精神の集中」に対する主体的経験とは、具体的には何かについてお話しします。
分かりやすい例として挙げるならば,runner’s high 現象が生じる前段階の、気持ちいい快楽から強度の苦しい感に襲われるまでのランニングを「主体的に」繰り返すことなのです。同じランニングであっても、行為者が自らの意思と目標にしたがって科学的に繰り返される場合とそうではなく全く反対の条件で繰り返される場合とでは、全く異なった結果が出ます。前者は、一種のオルガスムス的快楽であるrunner’s high 現象が生まれるのですが、後者には激しい「苦痛」が生まれ、この「苦痛」を繰り返すことによって、結果的に精神と肉体の崩壊が生まれ、そして走ることができなくなるのです。
このようなスポーツの例は、脳性理学上、同じ神経系統を用いる学習についてもいえるのです。学習に主体的にそして科学的に取り組むならば、脳内の神経系統が大きく発達拡大し、「苦しい感」に至る一定の刺激に対して脳が拒絶反応ではなく受容反応、つまりその刺激を「苦痛」ではなく心地よい刺激である「快楽」へと転化させ、このことから脳はますます大きな無限の可能性を持つようになるのです。
もし、学習に取り組む場合に、これとは対照的に目上の者や自分を取り巻く周囲の目を意識して非主体的に、そして目的にせよ取り組み方にせよ、師と思われる者の指示に盲目的に従って非科学的に取り組めば、脳は「苦しい感」に至った刺激というもの全てを拒絶することになり、この刺激を繰り返すことによって、結果的にランニングと同様の精神の崩壊が生じることになります。
最近の若者の犯罪を見ても、よくそのことが分かります。特に日本の進学教育といわれる教育は直ちに辞めるべきで、いうならばそれは合法的犯罪であるといえます。

それでは、Good bye!