TOP >> GOOD MORNING 学園長!

GOOD MORNING 学園長!

第102話 21世紀のガリレオ

17世紀の初頭、ガリレオは教会による裁判の中で、神や天地創造と「地動説」を結び付ける言葉として有名な「それでも地球は回っている。」と叫んだと言われる。
しかし思うに、我々が生きるこの21世紀においても、社会や国家を構成する国民一人一人の市民意識・道徳・信条の中で、あるいはその国民によって作り上げられた教育や社会・国家のシステムの中で、「地動説」の言う社会的・信条的・自然的「真実」(the truth)が重く評価されるのではなく、ますます軽く扱われてきているように観察できる。
国民の意思の総体が国家の意思である(民主主義の原理)のなら、国民の意思の形成が「真実」と乖離して形成されても、その意思による社会を「民主社会」と呼ぶのは、天動説を叫んだ中世とあまり変わらないように思われる。なぜなら、「真実」こそが、人の意思の総体の「中心」に位置していなければそれは民主主義における意思ではなく別の意味における(市民社会以前の制度)意思に他ならないからである。
不思議なことだが、最近、時に「真実」という言葉を新聞やテレビで接するのは、それと何か関係があるのだろうかと思っている。

それでは、Good bye!