TOP >> GOOD MORNING 学園長!

GOOD MORNING 学園長!

第112話 高校の「進路指導室」とは一体何か?

もう30年ほど前になるのですが、恥ずかしながら予備校経営の一環として3~4年間関西の高校約45校へ生徒募集で通っていた時期があります。その後止めたのは、そのような営業活動は当然自分の教育観に反すると思ったこともその一つですが、その教育観が本になって奈良県のある2つの県立高校で進路担当の教師と大げんかをしたからでもあるのです。詳しく述べる機会があればいつかそのいきさつを話しましょう。
・・
ここではその話ではなく、あきれた高校の進路の姿の一つをお話しします。約45校というのはいわゆる関西の一流進学校と言われるところですが、その「進路室」に入って常に抱く印象というのは、その部屋が若者にとっての人生への進路のためのものではなく、大学入試のためだけに向けられ、そして偏差値ということばが飛び交う薄汚い受験対策の資料室だったのです。並んでいるものは、各大学の赤本や入学案内書、受験参考書や大手の予備校の入学案内、それに当時は全国模試が「進研」から「全統」へ移る時期でもあって、やたら進研模試や全統模試の段ボールが目についたのです。
・・
その傾向は、生徒に接すれば分かるのですが現在でも健在なようで、行き場のない苦しむ高校生をその部屋から大学や社会へ吐き出しながら、自らの行動や発言の責任や過ちを全く感じない教師がその場にいるのです。あなた方は一体何をするための教師なのかと問い質したい。

それでは、Good bye!