TOP >> GOOD MORNING 学園長!

GOOD MORNING 学園長!

第115話 センター試験と教育

センター試験に変化の兆し、慶大が来年撤退へ
22回目となったセンター試験。
利用校は増え続け、今年も過去最高を更新し800校余りが参加したが、来年から主要大学では初めて慶応大が“撤退”するなど変化の兆しも出ている。
「正直に言ってショック」。大学入試センターの担当者が話す。慶大は、第1回から参加していた私大16校の一つ。だが、2006年度入試の医学部(英語)に続き、来年度入試から法学部と薬学部でも利用を取りやめて全学部から「センター利用受験」が消える。慶大の担当者は、「優秀な学生の獲得を目指し、独自の特色ある入試を導入する」と説明する。「センター試験のレベルでは、難関大を目指す層では差がつきにくい」(塾関係者)との指摘も出ており、こうした点に不満を持つ有力大学に撤退の動きが波及する可能性もある。
読売新聞 1月16日(日)
・・・
AO入試(アドミッション・オフィス)を日本で最初に大学入試に取り入れたのも確か慶応ではなかったか。その時期も私の記憶では、1990年前後の日本でバブル経済崩壊の前夜頃だったように思う。もちろんその同じ時期に、大学名は明かせないが英語の強い学生が入学する東京のある有名私立大学の教授が、討論会の中で他の出席者と意気投合して、「入試科目になぜ”英語”なのか?英語は不要である。」と、今にも崩壊する日本経済の現状を知らずに、その時季の巨大な、そして泡のような経済力を背景に(当時、日本の金でアメリカ合衆国全土を購入できると一部のマスコミは述べていた。)豪語していたが・・・。とにかくその慶応大学のAO入試のニュースを見たとき、私は日本型の受験システム、つまり小さく言えばセンター試験のようなもの、大きく言えば暗記中心の日本の学校教育が崩壊する兆しではないかという予感がした。西欧型の論理構成に基づいた「英文読解と小論文」中心のAO入試は、現在の日本でもその後の各大学の導入によって日本式に形骸化されて存在するものの(生徒獲得に苦しむ大学が文科省の認める入学方式の一環として利用)、慶応大学や一橋大学の一部入試のように「ある意味、正しい方向での定着」をみたものは少ない。
・・・
いずれにせよ、時間はかかると思うが今の暗記型のセンター試験のようなものはこの21世紀において陳腐な試験方式として消滅するか、それとも日本そのものが沈没するかするであろう。なぜなら、「人作り」を誤っているからである。このセンター試験にこだわる大半の学校教育も私がこのブログで常に述べているように、「時代遅れで陳腐な、しかも気色の悪い教育」として後世において必ずや語られることになると思う。

それでは、Good bye!