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GOOD MORNING 学園長!

第117話 教育現場でのいわゆる「板書」は生徒の自律性を奪う

私は代々教師一家の家庭で育ちながら特に高校の時に教師に反発したことから、ある種の変わり者扱いをされてきたのは事実であることをまず述べておきたい。
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高校3年生の時の日本史の授業で、丁度席替えで前列の教卓の近くにいたのでさらにまずかったのであるが、その日本史の教師は私の担任でもあり、ある意味で几帳面な人なので授業の度に黒板の左端の上から綺麗な字で横書きで書いていくのである。1時限が終了するときには見事黒板の右下まで書いて終了するのである。
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私はその技も教師の力量の一つなのかとあるときは感心もし、あるときには呆れもしたのである。なぜ呆れたのかというと、教師の真下に席があると授業中にあれこれ作業(?)する癖のある私には窮屈で、ストレスが溜まるのである。あるとき、そのストレスのせいだと思うのであるが、その教師の授業が始まって直ぐ、見上げてみるといつものように黒板の左上から綺麗な横書きの文字で書き始めたとき、私の腹の虫が私にこう言わせたのである。「先生、それは教科書に書いてあるので、教科書にはないことを書いて下さい。」と。その教師はあまり血色の良い人ではなく、少しすらりとした体格の男性であったために、顔が蛸入道のように赤くなるのではなく、みるみるうちに白く蒼白になっていったのである。私はその後三者懇を含め卒業するまでの約1年間、その教師と一度も言葉を交わすことはありませんでした。
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今思うに、教師の全ての生き方を無批判に受け入れ、学校では真面目な生徒だと評価されている儒教精神を身につけた若者ほど激動する21世紀の社会に適応できない、厄介な大人になっているのは事実ではなかろうか?

それでは、Good bye!